ネットの時代「ブランドイメージを変更する」

漢字の葬儀社名は、古いイメージがして、「古い」「高い」「騙される」などネガティブワードを連想させます。だからこそ、ブランド変更は、地域に対して新しい洗練されたイメージをつくっていけるのです。

ブランドイメージを変える

最近、回転ずしのくら寿司が、ブランド変更を行ないました。これに携わったのがブランドコンサルタントの佐藤可士和さんです。社長にヒアリングを重ね、くら寿司がもっとも大切にしている、古き良き日本の文化を体現できるように変更しました。墨を使って書いたロゴに変更することで、世界中の人が日本をイメージできます。さらに、店内もお祭りをイメージした内装にしたり、大幅に変更しています。子供が好きなびっくらポンの景品も、店内で射的や輪投げができる券に変わって子供が大喜びです。ただの低価格の回転すしから、くら寿司にしかできない回転ずしになりました。

 

さて、翻って葬儀社を見てみると、漢字の「○○葬儀社」や「○○式典」など古い書体を全面に出している会社が、まだまだ多いのが現状です。ネットで葬儀を選ぶ時代に「古い」は、「昔ながらの高い葬儀社」をイメージさせます。そのため、新たなブランドをつくり顧客にアピールしていく必要があります。ここで注意するのは、会社名を変えるのではありません。

ブランド名 会社名
 オーロラホール浦和  博愛社
オネスト戸田 熊木式典
グラーテス久喜 久喜葬祭社

このように、新たなブランドをつくり全面的にブランドをアピールしていきます。

どのような手順で行うか

一つの例ですが、このような手順で行ってみてください。

 

1.ブランド名を決める

社長の思いを込めたブランド名を考えます。

2.ロゴマークをつくる

クラウドワークスなどを使ってロゴをつくります。2万円程度で50種類くらいできますので、その中から選べます。

3.看板、名刺、パンフなどの変更

広告宣伝における各種資料を作成します。

4.リニューアルイベントを行う

ブランド変更は、会員獲得の大チャンスです。ぜひ、イベントを行ないましょう。

 

このような感じで行います。

従業員のモチベーションもあがる

ブランド変更に多くの社員を関わらせることと、毎回ブランドの意味を説明することで、従業員の中にも新たな取組みを植え付けていきます。そうすると、従業員も新たな会社に生まれ変わる期待が芽生えます。

そして意識が高まりモチベーションアップにつながります。

 

ぜひ、実践してみてください。

執筆者名:

葬儀業界専門コンサルタント 小泉悟志